松山中学の教師夏目漱石の体験記「坊っちゃん」を執筆した道後温泉
「湯壺は花崗岩を畳み上げて、十五畳敷居位の広さに仕切ってある。
深さは立って乳の辺りまであるから・・・湯の中を泳ぐのは中々愉快だ。
おれは人の居ないのを見済ましては十五畳の湯壺を
泳ぎまわって喜んでいた。」
夏目漱石「坊っちゃん」より
「坊っちゃん」は、今でも愛読者が絶えないほど人気の小説です。
作中、道後温泉は「住田温泉」と称され、温泉の行き帰りに
腰にぶら下げていた手拭から坊っちゃんは「赤手拭」と呼ばれています。
当時道後温泉本館は築後間もなく、坊っちゃんは
「ほかの所は何を見ても東京に及ばないが、
温泉だけは立派なものだ」と絶賛しています。
「稲の穂に湯の町低し二百件」(正岡子規)と詠まれた
当時の道後温泉には、赤シャツと野だいこの忍んだ角屋や
坊っちゃんの潜む桝屋もあったことでしょう。
今では坊っちゃん列車が街中を走り、温泉情緒と
小説の中の世界観が堪能できるのではないでしょうか。
ぜひ一度訪れてみて下さい。
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